Blog


すまいのトラブル 〜国民生活センターで鬼の研修

みなさん、消費者センターってご存知ですか?

そうです、日常の消費生活の中で何か困ったことがあったら相談しに行くところ!

その存在を知っているだけでも大きなお得です。

私たちは生きて社会生活をしている限り朝から晩まで数々の契約行動を行っています。

朝起きてテレビを観る、電車に乗る、コンビニで食べ物を買う、スマホでラインをするなどなど、これら全て契約という行為の上に成り立っている行動なのです。

その中で様々なトラブルに巻き込まれる危険性があり、実際に巻き込まれてしまうと消費者はそのトラブルを解決するための情報量・問題処理能力に事業者とは著しい格差があります。

トラブルに巻き込まれ相談をして来た消費者と共に問題を整理し、消費者が事業者に対して問題の解決を依頼する手助けをしたり、時には斡旋をしたりするのが消費者センター。

地方自治体に消費生活センターがあるのに対し、国に国民生活センターがあります。

そこで相談を受けているのが消費生活相談員もしくは消費生活専門相談員などなのです。

硬い話になりましたが、私はその消費生活専門相談員の資格を保有していまして今回ははるばる神奈川県相模原市の国民生活センター研修所へ知識や情報のアップデートのために3日間の研修に行って来ました。

なぜなら消費者トラブルにはすまいに関するものがとても多く、私のところへも相談に来られる人が少なからずおられるからです。

殺風景な研修所に3日間泊まりがけ、朝から晩まで缶詰状態で授業が行なわれるという鬼のようなスケジュール。

楽しみは3度のお食事だけというキツーイものでしたが得るものは大きかったです。

やはりトラブルに巻き込まれないようにするには日頃の私たち消費者の意識が大切で、そのためには私のような関係者がまず微力ながら少しずつでも情報を発信していくことが大事だと痛感した訳です。

そんなわけで、これから少しずつこの「すまいの窓口Hale」のホームページでもすまいに関する契約トラブルの事例をご紹介し、一人でも多くの皆様に現状を知ってもらおうと思います。

そのことですまいに関するトラブルが1件でも減ったら嬉しいなと思います。

今回はプロローグですが次回からは実例をあげて少しずつご紹介しますのでぜひ訪問してくださいね!
(タカハタ)
写真は国民生活センター相模原研修所の門、中庭、研修所の宿泊棟の様子です。