めっきり春めいて参りましたね。
ここ兵庫県三田市も桜が見頃となっています。
春は色んな意味でスタートの季節。
寒い冬には動き出せなかったことも春には気持ちが大胆になって思わずやり始める事も。
そんなウキウキした気持ちにつけ込んでの「住宅リフォームトラブル」も春には増加傾向にあります。
前回ご紹介しました「点検商法」というのがまさにそれです。
床下や屋根など素人が自分で確認出来ない場所を点検して、
このままでは大変なことになる
この工事は火災保険の対象である
今なら通常の半額といって高額な工事代金を請求
などという商法です。
国民生活センターに寄せられる相談は年間2000件前後。
こちらは点検商法をきっかけにしたリフォーム工事等の年間相談件数です
そしてやっぱり狙われるのは高齢者。
こちらはその契約当事者年代を表す図
60歳以上の高齢者がなんと全体の約80パーセントを占めています。
屋根を点検した後、工事をせかされ、見積もりの前に契約書にサインさせられた
認知症の親が考える時間を与えられずに下水道の清掃を契約させられた市の委託業者だと思って点検を依頼したが実際は全く関係ない業者だった
外壁のひびを指摘され、「今なら安くできる」と急がされて契約した床下を点検させたら、基礎補強、防カビ・防虫、トイレ工事など次々に勧誘された
火災保険で雨どいの修理ができると言われ、業者の指示通りに保険会社へ申請したが、「雨どいに支障はない」と言われた
こんな内容の相談が国民生活センターには寄せられています。
自分だけは大丈夫と思わないでください。
そして周りの高齢者にもどうか気を配って見守ってあげてください。
資料は国民生活センターのホームページからでした。(タカハタ)